クライマーに首ったけ

ブログを更新しないまま一月と半月が過ぎました。

このブログを更新しない期間、「くまそブログがないと私駄目なの!限界なの!勢い余って腐ったジャガイモとか平気で食べちゃうの!」などという淑女の皆さんの悲痛な叫びがこだまし、北関東あたりでは「ドキッ!老婆だらけの水着大会!※コロリもあるよ!」などという私のブログとは全く関係ない姥捨て山モドキのイベントが開催されたようで、心優しきくまそさんは心を痛める日々でございました。

ポテト臭い淑女の皆さま、そして全国でざっと3人ほどいると言われている愉快な変態ホモサピエンス、くまそブログファン(多くは服役中)の方々にこの場を借りて謝罪しておきます。スンません、そしてお勤め御苦労さまです。

さてさて、そんな私がブログをほっぽり出して何をしていたかというと、ブログでもよく書いてますしTwitterでも泣きごとを言っていたりしたので知っている方もいるかも知れませんが、所謂「就職活動」ってヤツをやっていたんですねえ。

このご時世新卒の内定率は50%を切るだとか何だとか言われてますし、私自身職もなく腐ったジャガイモとか平気で食べちゃう人間にはなりたくないので、そこそこ真面目に就職活動を行っていました。

そんでもって必殺人事マンから「どうして留年したの?」「23年間で運転免許しか資格がないの?」「君のニキビ跡、月面みたいだね」などという高度な罵倒をかいくぐり、この度一社内定を頂く事が出来たんですよ。

まあ私のような社会の不良債権みたいな奴が内定をもらえるって事自体ありがたい事ではあるのですが、困った事に私が内定を頂いた企業、良い企業なのか悪い企業なのか全く誰も分からないんですね。内定者は四人しかいないし、会社の規模自体それほど大きくありません。

っで私自身も「この内定は喜んでいいものなのか?」と居酒屋で友人に聞いてみるのですが、内定のない友人Aは虚ろな顔で「ブラック企業だよ、そこ。もう俺とお笑い芸人目指そうよ。駄目なら養殖業とか始めようよ」っと何も知らないクセに絡んでくるし、友人Bは「いいから早くモツ焼きを注文しろよ」っと凄んでくるだけです。母親に至ってはこの後に及んで「どこよそれ!そんなことより警察受けなさい!警察を!」っとまるでお話になりません。父親は「痛風になりそうだ!ビールが飲めない!」っと意味不明な事を実家大分県で叫ぶ始末。

ですから仕方がないので近所の野良猫やそこらのツツジの花なんかに「どうなんだろうねえ?ねえ?」などと語りかけるという危ない23才児生活を送っておるのですよ。

そんなこんなでヘンテコな気分のまま過ごす日々なんですけど、とりあえず無職になる事はないので最近「趣味」を何か一つ見つけたいなあと考えています。


自慢じゃありませんが私は無趣味人間です。

履歴書とかの趣味欄には「読書」っと書いていますが「読書<替え玉」っという知性のカケラもない人生をヌルヌルと歩んできましたし、今までやってきたスポーツも趣味と呼べるほどのめり込みませんでした。

しかしやっぱり「趣味」のある人間っていいじゃないですか。金稼ぐ⇒酒買う⇒酒吐く、というポンプみたいな人生も悪くはありませんが、何か一つの趣味を生涯続ける事で得られるモノってのもきっとあると思うんですね。

っというわけで最近何を趣味にしようかな〜っと考えておるのですが、やっぱりせっかくだから趣味に対するアドバンテージ、つまり趣味から得られるモノが多い方がいいじゃないですか。

「私の趣味は潮干狩りです」というのもラブリーでいいですけどそれって貝が家に散乱するだけで、きっと潮干狩りを毎日やっても得られるモノって貝以外ほとんどないと思います。

っでもって私も男ですしやはり「趣味」は女の人にモテるヤツがいい。

そこでスポーツなんかどうだろう?って思うんですよ。健康にもいいでしょうし、もしかしたら人間関係も広がるかも知れません。

しかしメジャーなスポーツってのは避けたい。競技人口も多いですしね。だって例えばいきなり「フットサルを趣味にしよう!」っと思い立っても、95キロも体重があって顔面も気持ち悪い私をいきなりチームに入れてくれるような、寛容というよりもどちらかというとポリバケツ、もしくわ養豚場に近いフットサルチームはないでしょうし、私自身サッカー経験は皆無です。

それにメジャーなスポーツは少し上手くなっても周りにウマイ人がゴマンといるので、中々淑女の皆様に自慢が出来ないではないですか。

って事でマイナーなスポーツが良いなと思い、色々考えてみたんですけど「ロッククライミング」なんてどうだろう?っと思うんですね。

最初は「登山」なんかいいんじゃなかろうか?って思ったんですけど、「登山」って何だか野蛮なイメージがするじゃないですか。腐ったジャガイモとかをジャガイモ顔でモリモリ食ってそうじゃないですか。

まあ私にはそっちの方が合ってる気もするんですけれど、ここは敢えて全くやった事のないスポーツ、「ロッククライミング」に挑戦してみたい!っと強く思った訳なんですよ。

そうと決まれば話は早い。Google先生でロッククライミングについての知識を収集します。

そこで分かった事は、何でもロッククライミングは年齢・性別・思想信条・住所の有無、あまつさえ国籍までも関係ないスポーツだってことが発覚しまして、イイではないか!っと画面に向かって何度も叫んでしまいました。深夜3時くらいに。

それにロッククライミングは室内でも出来るらしく、都内にジムが沢山あるし、近年は人気も高まり、多くのクライマーが日夜壁を登らんと切磋琢磨しておるらしいです。

うん、これは中々いい。「俺、岩壁登るのが趣味なんだけど、カズノコ天井の方が好きだからちょっと登らせて」などと小粋なジョークも言えそうだ。

しかし調べていくうちに問題が一つ浮き彫りになってきたんですよ。


それは体重です。


何でもロッククライミングというのは体重が軽いほど有利なスポーツらしく、プロクライマーでなくとも体重の管理には皆さん相当気を使っておるのだとか。

御存じの方もおられるかも知れませんが、くまそさんはBMI>享年というおデブな人生を爆進中でございまして、今現在体重が95キロもある。身長が高いとはいえこれは太り過ぎです。


う〜む、これは困った。

さらにジムで上り下りするのはそこそこ安全らしいですけど、実際の岩壁を登るのは相当危険らしいんですよ。

いやね、そりゃあスポーツですから危険はつきものですよ。危険なだけだったらいい。

しかし何でしょう?普通に高い岩壁から落ちたら死ぬじゃないですか。アヒルだって20メートルくらいから落ちたら死ぬじゃないですか。だったら人間も死ぬじゃないですか。

それにさっきも書きましたがこのスポーツは体重が重い人は不向きらしいのです。95キロの我儘ボディを指の力で支えられず、命綱も体重でぶった切って岩盤に叩きつけられるってのはどうも図として気持ち悪い。しかも死ぬし。

体重を減らせば問題は解決するのですが、95キロから10キロ減らしても85キロ。普通にデブじゃないですか。

これじゃあいつロッククライミングが出来るのか分かったもんじゃない。


ってなわけで、内定を無事手中に収め、就職活動も落ち着いたくまそさんの趣味は「ブログ」にします。

勝手にやれって感じでしょうけど、今後は3日に1回くらいはベロベロ更新したいと思いますので、良ければ付き合って頂けたらなと思います。


更新をしないにも関わらず見に来てくれた方々や人に勧めてくれた方々、ありがとうございました。ベロベロ。