ウサギを持参せよ

自分探しの旅?ああ、飲み会の事ね、っでお馴染みのくまそです。コンニチワ!最近は「これは自己分析なんだ!」っと自分に言い聞かせながらアルコール摂取に励んでおります。

さて、ヤッパリなんと言っても気の知れた人間と酒を酌み交わす事ほど面白い事はありませんねえ。気を使うことなく自分のペースで酒が飲めるし、もし酔っぱらってキャンタマちゃんを丸出しにしながら「俺は政治家になるんだあ!」っとかの恐ろしく恥ずかしい事を言って民家の花壇に突き刺さっても、気心の知れた仲間と飲んでいたら何とかなります、許してくれます。私もそれで三回ほど通報されてますが、仲間は許してくれましたしね。

警察と世間は許してくれませんでしたが。

しかしながらそんな飲み会は楽しいのですが、年末になるにつれ所属しているコミュニティとかの、所謂公式の飲み会ってのが増えてくるんですよ。そしてこれが異常なまでに面白くない。

普段は顔も合わせない奴らと飲んでも特に話す事もないですし、その上自分の所属しているコミュニティは総じて女性が皆無ですから信じられないくらい盛り上がらないんですよ。

いやね、女性が沢山いたら飲み会って凄く盛り上がるんですよ。女の人がいると笑わせてやろう!だとか、そいつの故人情報を「生理の周期が分かる女性のためのサイト、ルナルナ」に叩き込んでやろうとか色々モチベーションが上がるんですね

けれども男ばかりだとそうはいかない。「うう」だとか「ああ」、ないしは「ケッ」等の言葉を吐きながらひたすらに酒を飲むしかないんですよ。

珠に「これが私のチンポコです。オクトパス大佐って名前をつけてます。ヨロシクネ!」とかのお調子者が出てきますが、いくら人類至上最も面白いとされるキャンタマを出そうが男だけだと全く盛り上がらない。「キツめのカーブだね」ぐらいの声しかあがらないですよ。

ですから私はこんな飲み会に行くのが最近嫌で嫌で仕方がないんですよ。けれどこういう飲み会ってやる事に意味がありますからね。無くしてはならないし、参加しなければ迷惑をかけてしまう人が出てくるのです。

ですけどねえ、あまりに面白くないままっていうのもどうかなあと思うのです。

この問題の根本は「女性がいない」って事ですよね。しかし残念な事に私も含め飲み会に女性を連れていく程の人望はありませんし周りの奴らも多分ない。

それに顔は分かるけどそんなに話す事もないなあって奴らばかりなのが問題なのですが、そいつが誰かよく知らない男友達を連れて来ても問題は加速するだけです。

ですからねえ、私はここで提唱したい。「絶対に女を連れてこい。出来なければ成人男性以外の、何かの生物を持ってこい」っという規定を作ればそんな飲み会も面白くなるのではないかと。

こうすると飲み会ってきっと変わると思うんですわ。

女性を連れてくる奴はもちろん最高です。それは拍手喝采の出来事ですからね。けれど連れてこれない奴もいるでしょう。



そんな時誰かが意気揚々と「ウサギ」を連れて出現したら・・・


これは飲み会が変わりますよぉ。

もし私が飲み会で「ウサギ」を持った奴に遭遇したら大興奮です。真っ先にウサギに酒を飲ませます。「ハムスター」なんて持ってきたらさあ大変!ハムスターが水を飲むあの用器にビールを突っ込んで小一時間観察しますねえ。

っでウサギもハムスターも持ってない奴が、悩みに悩んだ末「お母さん」などを召喚した日にゃその飲み会は絶対に忘れられない飲み会となるでしょう。

ウサギを抱えたニヒルな男、猫を抱いた誠実そうな男、ジュウシマツを肩に乗せたアンニュイな男、そして誰のか知らない「お母さん」・・・


男達は「お母さん」に見守られながら阿鼻叫喚の夜をじっくり、じっくりと過ごす事となるのです。