01で闘う男達

そう言えば昔チャットってのがあったなあと思い出し、このmixiまでもが衰退する時代チャットとはどのような末路をたどったのかが非常に気になって、別に急ぐ事もないのだけども急いで検索ワードに「チャット」とぶち込んだんですね。

すると上の方に出てきたサイトが、何だか見覚えのあるかなり大手のサイトだったんですよ。

けれどまあ予想は出来ていましたが半端じゃない過疎っぷり。しかも都道府県別チャットルームで何故か私の故郷大分県が当時刻で最多(5名)というカオスっぷり。

何だか悲しくなりましたねえ。

っでそのサイトの色んな所を見ていると、チャットとは別にトピ掲示板?なるものがあるらしく、そっちはそこそこ盛り上がってるみたいなんですよ。

これはどんなものかというと、ほぼ2ちゃんねるですね。

違うのは、年齢層が恐ろしく低いという事だけ。大体小学生か中学生くらいでしょうか。

「暇だよ話そ!」や「親うぜえ」なんていうスレッド(ここではトピと言っていたような)が建ち、色んな人がガンガン書き込んでいくって感じですよ。

中には「おっぱい見せて!」なんていうアカデミズム溢れるスレッドもあり、若きサムライ達が「ついでにマンコも見せて!」何ていう益荒男ぶりの書き込みをしていました。

それを見ていると日本も捨てたもんじゃないなとニヒルに笑いながら、それでいて若干の憂いと真剣さを込めたマナコで「おっぱい見せて!」の過去ログを漁らせていただきました。


色々言うとヒンシュクを買うので具体的には言えませんが、ミホちゃん、ありがとう。君のおかげでお兄さんは今日も元気に生きていける気がするよ。ええ、僕は23才です。



まあしかし大体がカワイイもんで、中学生なんてこんなもんかとサイトを閉じようとした刹那、一つのスレッドが私の死んだようなマナコに飛び込んできました。


「喧嘩しようぜ!」


いやあビックリしました。


大体喧嘩ってのは理由があってするもんで、ぶん殴り合いならまだしもネットの世界でいきなり喧嘩ってのは全く意味が分からない。理由もないし、何より人を中傷するにしても根拠が全くない。

デーモンなる厨房がスレ主で、まいちゃんという人物と「きもいんだよ」「頭悪いね」などとローギアな会話のピンポンを繰り広げていたんですよ。

私は悲しかった。ミホちゃんのおっぱいを見た後「全ての人にゴメンナサイだなあ…これからは実家のお婆ちゃんなんかも大切にしよう。道中キキョウの花なんかを見かけたら、笑顔で挨拶しよう」なんて心境でしたから尚更です。

争いからは何も生まれない。生まれるのは憎悪と嫉妬だけ。幸せの金のエンゼルは、万札をamazonにぶち込んで手に入れるものではないんだ。皆で楽しくチョコボールを食べながら探すものなんだ。チョコボール向井にはお世話になった、ミードボール吉野は今何やってんだ…

そんな事を伝えたく、愛の伝道師と化した私は涙で曇る画面をしっかりと見据えながらキーボードを打ちこんだ。





くまくま王子「私が来てやったぞ、チンカスども、挨拶せい」



突然のキチガイに戸惑うデーモン。スレッドの進行が急に止まりました。まいちゃんなんか「えっと・・・こんにちわ」なんて書きこんでましたからね。

キョドルまいちゃんに「挨拶はいいから、女性は割烹着を着なさい。そしておっぱい見せなさい」なんて書きこんでいると、名前は忘れましたが「湘南乃風大好きベロベロ」みたいなハンドルネームの男がやってきて、抽象的に表すと「夜露死苦喧嘩上等襟足膝まで」なんて事を言ってきたんですわ。

私も後には引けないので「夜露死苦ってなんて読むんだよ。クズが。そんな漢字覚えてる暇があったらラジオ体操に行け、ラジオ体操に。あれはいいぞ、メシがウマくなるからな」っと大人な対応をブチかましました。

そしたら湘南乃風ベロベロ野郎は「襟足かかとまで」なんて事をおっしゃるじゃないですか!

なので怒れるくまくま王子(私)は「尽忠報国挙国一致。この前クソしたら、襟足にウンコつきました」なんて事を書き込み、流石に大人げないので掲示板を後にしました。



ホントに争いからは何も生まれないのですねえ。