商品名の問題

「タバコが高いならチクワを吸えばいいじゃない!」マリーアンヨデダップン:1987〜(トウモロコシ農家)

タバコよりチクワより乳首を吸いたいくまそです、コンニチワ。

タバコが値上げされるそうで愛煙家の淑女の皆さんにはニコチンをやめてもらって、私のポコチンでもお吸いにならない?っという情熱的な口説き文句を絶賛売り出し中です。

さてさてタバコって言うのは要約すると「あんまり吸うとすぐ死ぬんすよ。それでも吸うんすか?奇特な方っすね」っていう言葉がパッケージに書かれているオドロオドロシイ嗜好品なのですが、これは言うまでもなく国が指定している事ですよね。

外国なんかだとタールで汚れた肺の写真や、どう考えてもタバコってか覚せい剤でこうなったんじゃないの?ってな人の顔の写真が貼られてたりして日本より随分と過激です。

まあこれは未成年者の喫煙予防にもなるし、タバコの危険性をより認知させる上で非常に重要な事だとは思うのですが、私はこの文言に加えてタバコの銘柄の名前を少し変えた方がいいのではないかと思う訳ですよ。

例えば私の吸っているマイルドセブンなんかは何ともまろやかな味がしそうで、体にもマイルドなのかなあなんて錯覚を引き起こしかねないと思うんですよね。

これがもし「毒殺丸」なんていう名前だったら、どう考えても危険だ!って思いますしパッケージなんかも警戒色である黒と黄色でもってデコレイトしてあげれば、多くの人がタバコの危険性を今よりずっと認知させる事が出来る気がしませんか?

「まあいいから毒殺丸吸ってみろよ。男なら毒殺丸くらい吸えなきゃ。俺なんて一日20本は吸うぜ」なんていう高校生の会話もかなり殺伐として結構な事だと思います。

けれど私は思うのですが、商品名を変えた方がいいと思うのは何もタバコに限った話じゃないと思うんですよ。

例えば殺虫剤系の商品なんてかなり問題なネーミングが多い。

ゴキブリホイホイなんかも「あらゴキブリがホイホイ入っていくのね!素敵!私感激!」ってなネーミングですが、これは非常によくないネーミングです。

だってゴキブリを怪しい薬でおびき寄せ、磔にして自由を完全に奪い、ユーザーのいいかげん具合によっては餓死させてしまうというかなり恐ろしい道具なんですよ。

これがゴキブリホイホイですからね。殺生の残酷さ、命を奪う事の重大さが全く表せていない。

こんなものがまかり通っていたら、必ずや少年たちの情操教育にも支障をきたしかねないと私は思うのですよ。

ですからタバコと同じように国が「害虫駆除用品は、その商品の効き目を必要以上に誇大し、殺生を全面的に押し出さなければならない」なんて事にすべきなんです。

するとゴキブリホイホイあたりは「ホロコースト改訂版」なんてちょっと怖いくらいの名前をつける事になりますね。

パッケージも可愛らしいゴキちゃんが困っている絵が載ってるんじゃなくて、卍を掲げたゲッペルスが「ゴキブリは殲滅せよ!家庭に栄光を!幸せの灯を!ハイル!ヒットラー!!」なんて口泡吹かせて叫んでいる写真を全面的に載せるぐらいやってもらわなきゃ。

っでこうなってくると他企業もそれに追随して、ゴキブリ浅間山荘!「害虫ゲバルト三号」、赤ゴキブリに限りなく効く!台所レッドパージを完遂せよ!「害虫鉄のカーテンDX」、まさかのプーチン様降臨!「粛清粛清また粛清」なんかが出てくる訳ですよ。

そうなってくるとさあ大変!

スーパーの害虫コーナーはさながら軍オタの部屋のように、恐ろしい光景をかもしだす事でしょう。

まあそれで殺生の大事さが伝わるかは知りませんがね。