多くを語る人

たまにビックリするくらい一つの物事について多くを語る人ってのがいるでしょう?


それも「雷魚の生態」とか「ラッキョウの一生」とか個別具体的なものじゃなくて、「金を稼ぐ事の意味」だとか「こういう女はこういう事を考えている」とかの抽象的な話題で、会話の中で何かの琴線に触れるとそれについて熱く目を据えながら語っていくって人がいるじゃないですか。


まあ「ラッキョウの一生」について熱く語る人も相当面白い人か、「ノウキョウでの一生」を堅実に歩んでいる心やさしい人でしょうけど、こういった抽象的な話題について自説を熱く語る人ってのは面白い人が多いです。


ですから自分もそんな人間になりたく、何か自説があるのか!っと頭の中をひっくり返してみたんですが、「食欲」って書かれた紙が一枚出てくるだけで特にないんですよね。


でもこれじゃあつまらないし、自分も23なんで酒飲んで裸になって過去を想いむせび泣くだけっていう、下手すりゃチンパンジーでも出来そうな事ばかりしていてもどうしようもないんで、時には清酒を飲みながら何かを熱く語る夜を過ごしたい訳ですよ。


っで何か考えるかなあっと思ったんですが、先日気合いを入れて髪まで染めたのに合コンで何の成果も得られず、現在完全に腐っているので「男の人生にオンナは要らぬ」っていう事を積極的に、そして元気に主張してきたいと思うんですよ。

やはり今回の件で痛感したのですが、「オンナ」なる生物はイタヅラに健全な青少年の心を惑わし「店員さん、お通しカットできますか?出来なきゃ他行きます。あっ生はいくらですか?そうですか、帰ります」という素晴らしい日本男児をモノの一瞬で「ソルティードック下さい」などと言う軟弱なスズメちゃんにしてしまうのです。

これは忌々しき事態であり、「酒と二郎と上野寿司倶楽部さえあれば基本的に何の問題なく生きれる」と言っていた私も、「オンナ」なる生物の登場によって森見登美彦の本を読んでは「う〜む、こうゆう恋愛をしたいものよ」と勘違いも甚だしい想像をし「愛だ!人間は愛なのだ!」と窓を開けては叫んでいたのです。


身長184、体重90キロの高血圧の男がこれは痛々しい。


という事で私は今後「オンナの話」を誰かがし出したら即座に激高し、熱く、熱く「オンナはいらん、あれはダメだ!」と叫び、時に「いや、それお前がモテナイだけだろ」っと絶対的タブーに触れた奴が現れたりしたら拳の一つや二つを相手の顔面にぶち込む人生というものを歩んでいこうと思います。


いや、でも、う〜ん、しかしなあ。