今週のお題「ついつい行きたくなる場所」

はてなダイアリーからのお題をテーマにブログを書いています。
男がついつい行きたくなる!って場所は大抵の場合桃色ピンクなお姉さんに福沢諭吉大先生を渡してオシャブリ昆布されたりしたりする場所だったり、今度は同じく福沢諭吉大先生を使って玉を扱う店ではあるけれど玉の行方に一喜一憂するギャンブル場だったりします。

けれども留年し、堕落と惰眠のコンビネーションでもって人生に挑んでいる私ですがギャンブルやそういった桃色ピンクなお店にはあまり興味がないんですよねえ。

っというのも要領がよくないのでギャンブルに負ける事は自分自身で何となく分かっていますし、桃色ピンクなお店でもお姉さんと何話していいか全く分からない。だから何だか面倒なんですよ。

以前池袋のお姉さんと60分一本勝負を決め込んだ時なんて、ホントに話題がないので「今日のテーマはスマタで爆発です。それでは今日も頑張っていきましょう」なんて情緒もヘッタクレもない事を高らかに宣言し、それ以外は何も喋らずにその勝負に挑んだ事があります。

まあちゃっかり爆発ってか、くまそのトマホークは暴発してしまいましたがね。

しっかしやはり男と言ったら「飲む、打つ、買う」の三拍子そろったバッターが崇められる訳で、私のような「飲む、食う、出す」の三つしか出来ない無欲の絶食系男子は、鼻つまみものにされかねない訳ですよ。それに生まれが九州なので、そこからの風当たりも強い。

けれども興味がないって言ったらない!っとここまでくるともう決め込んでしまっていますし、無駄に財布から福沢大先生を脱出させるに忍びないので、まあいいかなと変に納得してしまっています。

ところで私はラーメンという食べ物が非常に好きなのですが、ウマいとか不味いとかの判断というのがあまりつかないんですね。

ってかマロンケーキとギンナン以外の食べ物は「ウマいんじゃなかろうか?」って思ってますし、多少見てくれの悪いものや腐臭を発しているものでも、味覚と胃袋の豊な包容力でもって「なんのなんの」と摂取及び消化してしまいます。

そんな中店名は伏せますが、私の住んでいる場所の近くに「これはどうにもこうにもマズイんじゃなかろうか?」ってラーメン屋がある訳です。

何でも中華なんたらラーメンという聞いた事のないジャンルのラーメンでして、これがとにかくマズイは接客は凄まじいはダメ押し的にそっち方面の生まれの店員が食い入るように「ワールドカップ北朝鮮特集」を見てるわでとにかく異様なラーメン屋なんですよ。

開店当初はそこそこ接客態度もよく、味もそこそこ「食える」って感じだったんですけどねえ。

けれど数カ月たつと常に小田和正のBGMが流れていた店内のスピーカーは異国の歌を高らかにぶちまけるようになり、「太麺堂々」と書かれた、明らかにパクリな看板を外におくようになってしまいました。

だから値段は安いんですがいつ行っても客が誰もいない。いないったらいない。


でも何故だか行ってしまうんですよねえ。マズイし後悔するって分かっておきながら。

ってな訳で私のついつい行きたくなる場所は「近所のマズイラーメン屋」です。

潰れて欲しくないなあ。