荻窪の実力
本日わざわざ電車に乗って荻窪にあるとあるラーメン屋に突撃!私の昼ご飯!をしに行ったのですが、荻窪駅からそのラーメン屋までの道のりで何とも革命的な塾を発見してしまったんですね。
その名も「合格ホール、無敵塾」
ブッたまげましたね。まず「合格ホール」という言葉からして凡人たる私には全く分からないし、出来れば分からないまま一生を終えたいというハラヅモリなのですが、後に続く「無敵塾」ってのも凄い名前ですよねえ。
普通予備校やら塾なんかは「東大京大何名!」っとか「あのカリスマ講師が・・・」なんて煽り文句で迫ってくるのに、そんな表記が一切なく「無敵なんだかんね」っていう、まっこと男らしい主張のみ。
いい根性してますよ、全く。
けれども可哀想ってか、自業自得っちゃ自業自得なんですがその塾に通う生徒は一体どんな気持ちでもって日々を過ごしているのでしょうかね。
だってもし無敵塾に通っているのに偏差値54なんていう、悪くないんだけど無敵とは程遠い生徒なんて下手すりゃイジメの対象でしょうよ。
自分がそこの生徒だったら絶対に塾の名前だけは友達に言いませんね。通っている大学の名前とか親の職業なんかを言いたくないってのはよく聞く話ですが、通ってる塾の名前を言いたくないってのは中々珍しい話です。
それにそこに通わす親御さんなんかも「三井住友銀行荻窪支店ムテキジュク宛」なんかに金を毎月ぶち込んでいる訳で、どうも「振りこんでいる」というより「融資」って感じがしないでもない。
しかしどんな考えでそんな名前をつけちゃったんでしょうねえ。
恐らくインパクトで勝負したかったのでしょうけど、インパクトにこだわるばっかりで、肝心な何かをすっかりと忘れてしまっている気がします。
そんなこんなを考えていたらお目当てのラーメン屋についたのですが「臨時休業」って書かれた紙を目の前に、私はとぼとぼとまた合格ホールの前を通るのでした。